聞き覚えの少ない『ロブスタ』と言われるエビのような名前のコーヒー。
アラビカ豆より育つのが早く、高さもない為収穫が容易で、耐病虫害・気候に対する順応性などから、インドネシアなどでは古くから栽培されていました。
ロブスタ豆は非常に個性が強く、単一のコーヒーでは大変飲みにくく、ブレンドに使っても割合次第でコーヒーをだめにしてしまうため、使うのにためらうコーヒー業者も多くありました。
しかし、点てた後でも味変わりしにくい点や価格の手ごろさなど注目点も多く、ベトナムでは戦乱後に、荒れた広大な国土の復興と外貨獲得の思いからドイモイ政策に入れ、戦後の復興の一大政策としてきました。
今ではロブスタ豆生産世界第一位、全コーヒー豆の生産量もブラジルに次いで世界第二位となって国の復興を担う代表的な産業となりました。 |