鮮度を保つことで『旨味の期間』を長く保つことで、ミルは大変良い器具であることを前回ではご紹介しましたが、『コーヒーの味に変化をもたらす』と言った点でもミルは優れていると言えます。
同じコーヒー豆を同じ量・同じ湯温と量で抽出するとします。 片方は3分で抽出完了。もう一方は4分で抽出完了。コーヒーは長く抽出時間がかかるに伴って濃く、抽出オーバーになってしまいます。 これはコーヒーに限ったことでもなく、お茶・紅茶・お出しなどもそうなりますよね。
水分に長く浸っていることにより、物質から成分が溶け出し、旨味の成分を越えて渋みや雑味など不順な成分まで溶け出してしまいます。 濃さを調節するのに、コーヒーの量や時間で調節する方法もありますが、100%の旨味を引き出すとはいかず、ちょっともったいないような感じもします。
次回は挽き方で今お飲みのコーヒーをもうワンランク上のコーヒーにする方法をご紹介いたします。 |