世界最大のコーヒー生産国・ブラジルに初めてコーヒーの木が持ち込まれたのは1727年。
ポルトガルの将校・パルヘッタはフランス領ギアナを訪問した際、新しい飲み物であったコーヒーに注目しました。
国外への持ち出しが禁止であった当時、ギアナの総督夫人に取り入った彼はコーヒーの苗木と種子を持ち出したいことを伝えます。
総督夫人はパルヘッタが帰還する前に、バラの花束の中に苗木と種子を添えてパルヘッタに渡します。
アマゾン川河口・パラに帰還したパルヘッタは、小規模ながらコーヒーの栽培を進め、やがてブラジル全土へとコーヒーは広がっていきました。 |