西インド諸島やメキシコ沿岸諸国のコーヒー栽培の発展は、ガブリエル・ド・クリューのおかげと言ってもいいと思います。
クリューはフランスの軍人で、赴任していたインド洋マルティニーク島から一時帰国した際に、人々がコーヒーを飲んでいることを見てマルティニーク島で栽培できないかと考えました。
貴重なコーヒーの苗木を手に入れたクリューは1723年マルティニーク島への航海に望みます。
当時の海洋公開は数々の試練の連続。ハリケーンにあったり海賊に襲われたり、長い航海から飲用水も少なくなりますがクリューは自分の水をコーヒーの苗木に注ぎ何とかマルティニーク島まで大事に守っていきます。
その頑張りから数本の苗木を持ち込むことに成功し、マルティニーク島のコーヒーは、西インド諸島・メキシコ沿岸諸国のコーヒーの起源として今日まで広がっていくこととなりました。 |