1699年、植民地・ジャワ島でのコーヒーのプランテーションの成功で、自国でのコーヒー生産に成功したオランダは、イギリスとの貿易競争にも優位になります。
大成功をおさめたオランダでしたが、大変な困難を越えての事でした。
アムステルダムで初めてコーヒーを輸入したのが1640年、約50年の時間が必要でした。スリランカのセイロンでコーヒーの栽培を始めましたが、失敗の連続だったようです。
1695年、イエメンのイスラム教寺院内でコーヒ栽培を厳重に監視されている中、インドの僧・ババ・ブーダンが苗木を数本持ち出し、インドのマイソールの海岸で栽培に成功します。 この木は、南インド一体のコーヒーの原木となり、今のアジアのコーヒー生産の礎となります。 いち早く取り入れたオランダは、その後ジャワ島で大規模な生産に成功していきました。 |