コーヒーの発見伝説②
前回は『イエメンの僧オマール』の説でしたが、今回は『ヤギ使いのカルディ』説をご紹介です。
アフリカ大陸エチオピア・ここにヤギ使いのカルディという少年がいました。
ある日、放牧しているヤギたちが夜になっても元気に跳ね回っているのを不思議に思い、観察してみると、赤い木の実をたべていたことに気が付いた。
少年カルディは、この赤い実に原因があると確信し思い切って一粒食べてみた。するとどうだろう!全身に活力がみなぎってくるではないか! 驚いたカルディは、修道士にこのことを告げた。夜の長い祈りのためいつも睡魔に襲われていた修道士は、この赤い実で睡魔に打ち勝つのではと思い、赤い実を口にした。結果はカルディの言った通りだった。
その後、修道士はこの赤い実を修行の際の『秘薬』として、長い間大切にイスラム寺院で使われるようになりました。 |